「スタイ」は「よだれかけ」のことで、英語では「bib(ビブ)」とも呼ばれます。スタイの種類は主に首回りのサイズ、留め具の種類、よだれを吸収する布の形、素材の組み合わせで決まります。また、生地の中に防水シートが入っているものもあります。
スタイを使うことによって、よだれや食べ物から服が汚れることを防ぎ、汚れてしまった場合は服ではなくスタイを交換すればいいので、洗濯の負担を軽減することができます。また、スタイをつけていると、口周りのよだれをすぐに拭くことができるので、簡単に赤ちゃんの口周りを清潔に保つことができます。
2人の子どもを育てる中で、使いやすいスタイが固定されてきたので紹介したいと思います。
※今回はお食事用スタイ(エプロン)は除きます。
スタイの種類
首回りサイズ
赤ちゃんの首回りのサイズは成長とともに大きくなったり小さくなったりしています。
月齢 | 首回りのサイズ | 備考 |
0ヶ月〜3ヶ月 | 20cm〜30cm | 産まれる大きさが違い、首回りのサイズも大きさの違いがあります。 |
3ヶ月〜4ヶ月 | 30cm | 首がすわる頃まで、赤ちゃんの体の大きさと共に首回りのサイズも大きくなります。 |
4ヶ月〜6ヶ月 | 25cm〜28cm | 運動量が増え、首回りが細くなっていきます。 |
6ヶ月〜 | 個人差が大きい |
0ヶ月〜2ヶ月頃の赤ちゃんのよだれの量は少ないですが、ミルクの吐き戻しなどで服が汚れるのを防ぐことができます。一般的には2ヶ月〜3ヶ月によだれの量が増えてスタイを使い始める赤ちゃんが多いようです。そこからだんだんとよだれの量は増えていき、1歳頃にはよだれの量がピークになります。そこから少しづつよだれが垂れる量は減っていき、スタイを卒業していきます。スタイの卒業は個人差が大きいので、まだスタイを外せないと心配する必要はありません。
留め具
・スナップボタン

着脱が簡単で赤ちゃんが自分で外すことが少ないです。しかし、サイズの微調整ができません。
・マジックテープ

着脱が簡単でサイズの微調整ができます。しかし劣化が早く、肌に当たると痛く、場合によっては肌を傷つけてしまうことがあります。また、洗濯の際にマジックテープを止めてから洗濯機に入れないと他のお洋服を傷つけてしまうことがあります。
・紐
サイズの調整がしやすく、劣化が遅いです。しかし着脱には時間・手間がかかります。
・ゴム
着脱が楽ですが劣化が早く、ゴムが伸びてしまうと服の首回りが空いて汚れてしまいます。また、首回りの調節ができません。
形
・胸元に布があるタイプ

この形は種類が多く、オシャレなものも沢山見つけられます。しかし、遊んでいるうちに後ろに回ってしまい、服によだれがついてしまうことがしばしばあります。
・360度布がついている丸型のタイプ

赤ちゃんが動き回ってスタイが回転しても服の汚れを防ぐことができます。しかし、胸元に布があるタイプよりも種類が少なく、オシャレだと思って見ると値段が高い事も多いです。
素材
・綿パイル地(タオル)
糸がループ状になっているタオル生地です。吸水性が高いのでたくさんよだれが出る赤ちゃんにもピッタリです。洗濯をすると吸水性はよくなりますが、ゴワゴワしてきます。
・綿シャーリング地(タオル)
パイル地のループを切ったものになり、高級感のあるタオルにも使用されている生地です。パイル地のタオルより少し吸水性は落ちますが、吸水性・高級感の両方を兼ね備えています。
・ガーゼ地
生地が柔らかく、吸水性・通気性に優れています。しかし生地が薄いので頻繁にスタイを変えないと服が汚れてしまいます。ガーゼが何枚も重ねられているものもあり、そちらはたくさんよだれを吸ってくれますが、洗濯をすると乾くまでに意外と時間がかかりました。
・綿ブロード
コットン生地といわれて思い浮かぶような生地で、なめらかな肌触りです。プリントしやすいことから多くの柄の生地があります。
・ワッフル地
凸凹の生地でよだれを吸収します。凸凹な生地なので濡れてしまっても肌や服に触れる部分が少ないので水分が他の部分に移ってしまう事も少ないでしょう。
・リネンコットン
リネン(麻)とコットン(綿)で織られた生地です。リネンはとても丈夫で吸水性が良く、吸い取った水分をすぐに発散してくれる性質をもちます。また、使うたびに柔らかくなっていきます。しかし最初は肌触りが固いです。コットンを混ぜることで肌触りを良くしてくれ、使う度に柔らかく、吸水性が良くなっていきます。
・フライス
なめらかな肌触りで通気性が良いです。しかし薄いものが多く、頻繁にスタイを変える必要があります。
使いやすかったスタイ
我が家の息子たちはよくよだれが出て、多い日にはスタイを10枚以上取り替えていました。様々な種類のスタイを試してみて…
・スナップボタン
・360°布がついている丸型のタイプ
・防水シートが入っていれば素材はなんでも!
という形に行きつき、その条件にあったものを探してみました。
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こちらは実際に使用している商品で、スタイが濡れても服まで染み込まずに使えます。また、安価ながらも生地がしっかりとしています。スタイは様々な種類があるので、見ているだけでも楽しめますね!
最後に
今回は普段使いやすいスタイを紹介しましたが、お出かけには実用的なだけではなく、オシャレなスタイでコーディネートを楽しむのもいいですね。スタイは種類がとても多いので、お気に入りのスタイを見つけてみてくださいね。
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